社交イベントや同窓会、パーティーなどの集まりで、場に打ち解けられず緊張してしまう事って有りますよね?
特に、大勢の集まりが苦手な人は、こういった場面で緊張しやすいものです。
そんな時、楽しい話題が一番の解決策です。
疎遠だった友達や、初対面の人との距離を一気に詰めることが可能です。
この記事では、ユニークな話題を三つご紹介し、面白い話しの作り方や面白く話すコツも併せてお伝えします!
面白い話を作る秘訣とは?
まず、どのようにして面白い話を作れば良いのか、多くの人は分からないと思います。
幅広い層にウケる話題は、参加者全員が共有できるものが最適です。
例えば、特定の人物に関する話題は、その人を知る人には面白く感じられます。
ですが、その人を知らない人には共感を得られないことが多いです。
そこで、一般的な話題や動物に関する話題がおすすめです。
また、予想外の展開がある話は、人々を笑わせる効果があります。
この技法は、後ほど詳しく説明します。
具体的な話題に困っている方のために、面白い(とされる)話しを3つ用意しました。
※これらは架空の話ですが参考にしてみてください。
エピソード1.おかしなケーキ屋の話
これは、私が娘の誕生日ケーキを買いに行った時の出来事です。
自分の子供が喜びそうなケーキが何か、私にはさっぱり分かりませんでした。
そこで、他の誰かがケーキを注文するのを待ち、それを参考にしようと考えました。
待つことしばし、ある年配の男性客がやって来て注文し始めました。
彼は「モランボンをくれ」と言いましたが、店員は「モンブランですか?」と尋ね返します。
しかし男性は断固として「モランボンだ!」と主張。
このやり取りが何度も繰り返されました…。
私は笑いを堪えるのに必死でした。
だって、「モランボン」とは焼肉のたれのことですから!
エピソード2.営業車内での間違え
これは、私が後輩と一緒に車で営業に行った時の話です。
昼食は最近知った定食屋で取ることにしましたが、その店はカーナビに載っていませんでした。
そこで、携帯を見ながら私がナビゲーションをすることにしました。
11時になり、お気に入りのラジオ番組の人生相談が始まり、私は夢中で聞き入ってしまいました。
その日の相談は夫婦問題に関するものでした。
家の中で自分の立ち位置が一番下だという夫は、家庭不和にならないように、この態勢を常にとり続けているという涙ぐましい話。
それにもかかわらず、相談員の先生は相談者をフルボッコです!
他人事ではない気がした私はナビゲーションを忘れ、曲がるべき道を通り過ぎてしまいました。
気づいてスグ「停めて!」と叫びましたが、後輩は慌ててラジオを止めました。
私は、「あっ、すまん、道間違えたんだよ…」
実は家ではとても従順なのを知っている後輩は、私が聞くに堪えなくなったと勘違いした様です…。
エピソード3.禿げた犬と…?
これは私の母の職場の同僚の話しです。
彼女は年に数回、近い親族集まって食事を楽しむそうです。
この時も義理の兄弟やその子供たち、自分の兄弟の子供たちとでにぎやかな時間を過ごしていました。
小さい子供たちが退屈しないように、テレビもつけていたんです。
その時、テレビでペットに関する特集が放送されていて、アメリカン・ヘアレス・テリア(毛のない犬)が映し出されました。
彼女は何気なく、「毛のない犬がいるんだね」とコメントしました。
しかし、周りの反応がいまいちだったので、彼女は少し困惑し「みっともないですよね!」と続けました。
そして、周囲の視線が一点に集中していることに気づきました。
そこには、テラテラ禿げあがってみっともない頭の義理のお兄さんが茹で上がったタコの様になっていましたwww
その場は大笑いに包まれました。
効果的な話の伝え方の原則
「効果的な伝え方」には一定の原則があり、多くの人にとって応用しやすいものです。
この原則は以下の三点から構成されています
- 1. 場の雰囲気を感じ取る
- 2. ユーモアの基本原理
- 3. 伝達のスキル
これらをすべて習得する必要はありません。
場の雰囲気を感じ取ること、ユーモアの原理、あるいは伝達技術のいずれか一つを取り入れるだけでも、その効果は見られます。
場の雰囲気を感じ取る – 観察力を鍛える
面白い話をする際には、まず「場」の雰囲気を感じ取ることが重要です。
周囲の雰囲気を読めなければ、冗談を言っても笑いを取ることは難しく、場違いや気まずい存在になってしまう可能性があります。
ただし、周囲を気にしすぎるのではなく、「場の観察」を心がけることが大切です。
つまり、「現在話している人はどのような人なのか、何を目的としているのか、どのような方向に話を持って行こうとしているのか」を観察しましょう。
観察力が高まると、自然と場の雰囲気を読むことができ、会話をコントロールしやすくなります。
これによって、話題に困ることがなくなります。
この「観察力」や「気配り」は、学校や職場で重要な要素です。
お客様やクラスメートの中でキーパーソンを見つけるのも、観察力があれば可能です。
学校や職場を「観察力を磨く場」として活用し、「場の雰囲気を読む力」を養いましょう。
これが「効果的な話術」の第一歩と言えます。
ユーモアの基本原理 – 「キンカンの法則」をマスターする
面白い話にはいくつかの法則や技術があり、「キンカンの法則」はその中の一つです。
この法則は、「緊張と緩和」という概念に基づいています。
つまり、緊張が緩和される瞬間に笑いが生まれるということです。
例えば、真面目な場面(例:お説教)で突然予期せぬ出来事(例:空腹でお腹が鳴る)が起きたとき、人々は緊張が解けて笑いがこぼれるのです。
この原理はさまざまな形で応用されます。
- 逆転法
- 自慢と自虐の組み合わせ
- 期待を裏切る
- 謎解き
- 権威を崩す
などがあります。
<例1>逆転法
「大ショック!先週洋服を買ったら、なんとA子と全く同じで被っちゃったのよ!」
通常の言い方にすると、
「先週洋服を買ったの。でも、なんとA子と全く同じだったのよ!ショック!」となりますが、上記のように流れを逆転させ、「ショック!」と「同じだった」の順序を変えることで、聞き手の注意を引くことができます。
<例2>自慢と自虐の組み合わせ
「自慢と自虐」は、初心者にも取り組みやすいです。
例えば自己紹介の際に、「この前、午前様になって妻に怒られた○○です!」といった自虐的なコメントを入れても良いでしょう。
もしくは、自分の特徴とは裏腹な弱点を明かすことで、親しみやすさを演出することもできます。
例えば、体格の大きな人が「実は羽虫が苦手なんです」と言うと、ギャップによって親近感を持たれやすくなります。
話術の極意 – 映像的に話を展開させる
「伝える技術」とは、単なる説明以上のものです。
話す内容を聞き手に映像として思い浮かばせる技術が重要です。
まずは、自分の頭の中でシーンを映像化し、その詳細を観察しながら、それを追いかけるように話すのがポイントです。
ただ、すぐに映像化して伝えるのは難しいかもしれません。
ここで活用したいのが、「オノマトペ」、すなわち擬音語や擬態語です。
これらは漫画などでよく使われているので、イメージしやすいでしょう。
例えば、何かが光るシーンを表現する場合、「ギラギラ」「キラキラ」「ピカッ」といった音を用いると良いです。
これにより、話を聞いている人の頭の中にダイレクトに鮮やかな映像が浮かび、自然と笑いが生まれます。
この技術をマスターするのは一朝一夕にはいかないかもしれませんが、映像化することを意識するだけで、話し方が大きく変わることでしょう。
「落語」はまさにこの技術の見本です。
まとめと応用のポイント
記事を読んでみて、いかがでしたか?
ここで紹介したコツやテクニックが、あなたの話術に役立つことを願っています。
この記事で取り上げた3つのエピソードには、効果的な「伝え方の公式」が組み込まれていました。
例えば、
- 緊張と緩和(禿げた人への毛のない犬のコメントと爆笑)
- 自虐的な要素(家ではとても従順)
- オノマトペの使用(テラテラ)
- 全く関係のない第三者の面白い勘違い(知らないおじさんがモンブランをモランボンと誤解)
などが含まれています。
話すときは、スベリを恐れずに自信を持って話してみましょう!
面白い伝え方のテクニックを取り入れることで、今までとは違った反応を得られる可能性が高まります。
話の中にユーモアを加えることで、より親しみやすく、印象に残る会話をすることができるでしょう。