「せっかく買ったカーテンなのに、思ったより短かった…」そんな経験はありませんか?
20cmも丈が足りないと、見た目がちょっとアンバランスになってしまったり、冬場は冷たい空気が足元から入ってきたりと、気になるポイントがいくつも出てきますよね。
とはいえ、「買い直すにはお金もかかるし、まだ新しいからもったいない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実はそんなとき、カーテンをそのまま上手に使い続けるための工夫がいろいろあるんです。
この記事では、誰でもすぐに取り入れられるような簡単な対策やアイデアを、紹介していきます。
お家の見た目や快適さを損なわず、ちょっとした工夫で今あるカーテンをもっと活かしてみましょう。
なぜ? カーテンが20cm短くなってしまう理由って

カーテンの丈が足りなかったと気づいたとき、「どうしてこんな事になった?」と疑問に思うと共に後悔すると思います。
特に通販や既製品で購入した場合、自分では正しく測ったつもりでも、ちょっとした思い込みや見落としでサイズが合わないことはよくあるんです。
まずは、ありがちな原因をやさしく解説していきます。
意外と多くの方が同じようなミスを経験しているので、「自分だけじゃない」と安心して読んでみてくださいね。
カーテンが短くなってしまう採寸法!測り方の違いで起きる
窓枠を基準に測ってしまうと、レールの位置を考慮できずに丈が短くなりがちです。
特に初めてカーテンを選ぶ方は 「窓の高さ=カーテンの長さ」 と思いがちですが、実際にはレールの取付位置から測る必要があります。
レールの位置が数cm違うだけで、見た目に大きな差が出ることがあるため、採寸はとても重要です。
さらに、窓の種類によっても適切な長さが異なることをご存じでしょうか?
たとえば、掃き出し窓の場合は床ギリギリまで、腰高窓なら窓枠の下から15〜20cmほど長めにするのが一般的とされています。
そのため、窓のタイプに応じた測り方を知っておくことも大切です。
また、丈を測るときに 「床にどのくらい届いてほしいのか」 をイメージせずに測ると、思ったよりも短く感じる仕上がりになることも出て来ます。
特にカーテンは素材によって垂れ感が異なり、吊るしてみると予想以上に “上がって見える”こともあります。
測る前に、理想の見た目や機能性をしっかりイメージするのが大切ですね。
できれば、設置予定の窓でメジャーを使って、実際にイメージしながら測ってみるのがおすすめです。
実はここ|フックとレール位置で生じる丈のズレ見落としポイント
フックの形状(Aフック・Bフック)や、レールの天付け・正面付けの違いでも丈にズレが生まれます。
細かいようですが、ここで10cm以上変わることもあります。
特に、Aフックはレールが見えるように取り付けられるため、カーテンの仕上がり丈が短くなりがちです。
レールから吊るすタイプのフックです。
一方、Bフックはレールを隠すように付けるため、カーテンは少し長めになります。
レールより長くないとレールが見えてしまうため、レールを隠すために長いのです。
また、カーテンレールの取り付け位置が「天井付け」か「壁付け」かによっても、カーテンの始点が変わるため注意が必要です。
天井付けはスッキリ見える反面、少し丈が長くないと足りなく見えやすくなります。
加えて、メーカーや製品によってフックの初期設定が異なることもあります。
知らずにそのまま購入してしまうと、「なんだか思ったより短い?」という事態にもなりがちです。
カーテン購入時は、付属フックの種類や取り付け方も一緒に確認しておくと安心ですね。
洗濯後に気づく注意点|素材の縮みとサイズ表記について
綿やリネン素材は洗うと縮むことがあります。
「洗濯OK」と書かれていても、実際には1〜3cm程度縮むこともあるので要注意です。
特に天然素材は吸湿性が高いため、洗濯や乾燥の環境によって想像以上に変形してしまうこともあります。
また、サイズ表記が 「フックの上から」 なのか 「レールの下から」 なのかなど、メーカーごとに微妙に表現が異なるケースもあります。
これが勘違いを生みやすいポイントのひとつです。
表記を見ただけで 「ぴったりだ」 と思ってしまっても、実際に吊るしてみると 「あれ?」 と感じる原因になってしまいます。
さらに、洗濯方法や干し方にも気をつけたいところです。
脱水を強くかけすぎたり、直射日光で干したりすると、素材が縮むだけでなく、生地自体が歪んでしまう場合もあるので、洗濯表示にしたがって優しくケアしてあげましょう。
転居で前に使っていたカーテンが合わないケース
以前の部屋ではピッタリだったカーテンでも、新居では窓の高さが違い、丈が足りなくなることもあります。
引越しあるあるですね。
特に賃貸住宅では、建物によって窓のサイズや設置高さがバラバラなことが多く、 「同じ腰高窓なのに長さが違う」 ということもしばしば起こります。
また、前の家では掃き出し窓だったのに、新居は出窓に変わった場合など、窓の種類が変わることで必要なカーテン丈も大きく異なってきます。
引っ越しの際には、思い切ってカーテンも見直すか、どの部屋で再利用できるかをあらかじめ計画しておくと安心ですね。
20cm足りないカーテンそのまま使える?直すべきかどうか判断する基準

「見た目は気になるけど、買い替えまではちょっと…」そんな時に、使い続けてもいいのか判断するポイントを解説します。
丈が足りないカーテンを目の前にして、 「変だよね~」 と感じながらも、そのまま使えるのかどうか、なかなか判断がつかないことってありますよね。
実際のところ、20cmの差がどれくらい気になるかは、窓の種類や設置場所、そして周囲のインテリアとのバランスによっても大きく変わってきます。
この項では、「使えるかどうか」 の判断の参考になるよう、どんなケースなら見た目に違和感が出にくいか、またどんな環境ではやはり調整や買い替えを考えたほうがよいか、シチュエーションごとにポイントを解説しますね。
もし迷っているのであれば、まずは一度、この記事を参考にしながら自宅の窓を改めて観察してみてくださいね。
思ったより気にならない場合もありますし、逆に 「やっぱり何か工夫しよう」 と気づけるキッカケになるかもしれません。
案外目立たない?窓の種類や部屋によって見え方は変わる!
腰高窓や出窓であれば、多少丈が足りなくても目立ちにくいです。
特に家具や観葉植物などで下部が隠れる位置にある場合は、カーテンの短さが視界に入りにくく、見た目にもあまり違和感を感じません。
また、寝室や収納スペース、洗面所など、来客が立ち入らないプライベートな空間では、「見た目より実用性」を重視する傾向があります。
たとえ丈が20cm短くても、部屋の使い方によってはまったく気にならず、そのまま使い続けている方も多いようです。
さらに、窓の下部にカウンターや家具がある場合も、物理的にカーテンの短さが隠れてしまうため、視覚的な違和感がかなり軽減されます。
そのため、「短くても使えるかも」と思えるかどうかは、部屋の状況によって大きく変わるのです。
応急処置で済むケース/買い替えた方が良いケース
急ぎで対応したい方や一時的に使いたい方には応急対策がおすすめです。
たとえば、模様替えや引越しの間だけ使いたいというようなケースなら、見た目を気にせずに工夫して乗り切ることも可能です。
一方、リビングなど見た目を重視したい場所や、来客の多い部屋に使う場合は、やはり買い替えを視野に入れたほうが無難でしょう。
特に床とカーテンの間に大きな隙間があると、空間がちぐはぐに見えたり、冬場には冷気が入ってくる原因にもなります。
特に、冬場は暖房代にも影響するため、急いで対策をした方が良いでしょう。
また、小さなお子さんやペットがいるご家庭では、カーテンが短いことでいたずらされやすくなることもあるため、安全性や快適さを重視して買い替えを検討するのもひとつの選択です。
カーテンが20cm足りないとき、すぐ出来る応急対策

「今すぐどうにかしたい!」という方に向けて、身近なアイテムやちょっとした工夫でできる対策を紹介します。
特に急な来客や、引越し・模様替えのタイミングなど、「とりあえず見た目を何とかしたい!」 という場合、簡単にできる応急対策が役立ちます。
実際に、家庭にあるもので工夫している人も多く、アイデア次第で意外と自然な仕上がりに見せることも可能です。
この項では、すぐに試せる4つの対処法を紹介します。
買い替え前の “つなぎ” としても有効なので、ぜひチェックしてみてくださいね。
アジャスターフックで調整する方法と限界長さ
フック部分を伸縮できるタイプなら、数センチは長さを調整できますよ。
特に「あとちょっと足りない…」 という場面では、とても手軽で便利なアイテムです。
具体的には、アジャスターフックには上方向にスライドして調整できる構造があり、数cm〜最大で約5cm程度まで延長可能とされています。
ただし、製品によって調整幅が異なるため、購入時には説明書やパッケージをよく確認しましょう。
とはいえ、20cmの補正となるとこの方法だけでは難しいのが実際のところです。
無理に伸ばしすぎると、カーテン全体のバランスが崩れてしまうこともあるため、あくまで “微調整” として使うのがおすすめです。
それでも、 「あと少し長ければちょうどよかったのに…」 というケースなら、まず試してみる価値は十分にあります。
裾に布やレースを足してデザインに見せるコツ
裾に似たような素材やレースを足すことで、自然に見せることができます。
直線縫いだけでOKなので、裁縫初心者さんでもチャレンジしやすいですよ。
また、布の色味や質感をカーテンと近づけることで 「もともとこういうデザインだったのかな?」 と感じられるような仕上がりになります。
ナチュラルテイストのお部屋にはリネン風の布、フェミニンな空間にはレースやチュールがおすすめです。
布の幅を数cm広めにとって “タック” を寄せて縫い付けると、見た目がふんわりして可愛らしい印象にもなります。
さらに、装飾テープやリボンを組み合わせることで、カスタマイズの楽しさも広がりますよ。
「ミシンがなくて不安…」という方でも、手縫いで直線を縫うだけなので比較的簡単。
どうしても縫うのが苦手な方は、後述のアイロンテープなどと併用する方法もあります。
買ったところを見ていない人なら、最初からこの様なデザインと思ってくれるかもしれませんし、それでOKですよね。
100円ショップのグッズでできるかんたん丈調整アイデア
布テープやアイロン接着テープを使えば、ミシンがなくてもお直し可能です。
100円ショップでも手に入るので、気軽に試せます。
たとえば 「裾に別布を貼り足すだけ」 という簡単なアレンジでも、工夫次第でおしゃれに見せることができます。
さらに、両面テープタイプのものを選べば、取り外しも簡単なので、季節ごとに布を替える楽しみかたも出来るかもしれません。
布のデザインにこだわって、季節感のある柄やカラーを選べば、丈調整と同時にお部屋の雰囲気チェンジにもつながります。
冷気の侵入を防ぐ “置くだけ” タイプの遮断ボードを活用する方法
丈が足りないと、冬は冷気が足元から入ってくる様になります。
かなり寒いです。
そんなときは、窓際に置くだけで冷気を遮ってくれる断熱ボードのような商品が便利です。
見た目の隙間もカバーできて、暖房効率もアップしますよ。
このタイプのアイテムは、パネル型や折りたたみ式などさまざまな形があり、設置もとっても簡単です。
ボードの高さは20cm以上あるものも多いので、カーテンの丈不足を目立たなくしてくれる視覚効果も期待できます。
お洒落な柄のボードを選べばダサくないですし、一石二鳥です。
また、部屋に入ってくる冷気を防ぐことで、体感温度もグッと変わりますし、カーテンの裾が濡れることを防ぐ効果もありますよ。
「足元が冷える…」と感じていた方には特におすすめの方法です。
インテリアとしてもすっきりしたデザインが多いため、違和感なく取り入れやすいのも魅力です。
インテリアで自然にごまかし短く見えにくくするテクニック

カーテンが短いことが気になる場合でも、インテリアの工夫次第で目立たせないことができます。
視線の誘導や、色や素材の調和を意識することで、自然に違和感を和らげることができますよ。
また、 「視線の高さ」 を変えることでカーテンの丈に対する印象をコントロールすることもできます。
たとえば、カーテンの上部や中段にアクセントをつけたり、壁にアートや時計を飾って目線を上に誘導したりすると、自然と下の短さには目が向きにくくなります。
違和感をやわらげるレースカーテンの使い方、それは…
メインのカーテンとは別に、内側にレースカーテンを重ねて使うことで、丈の短さを目立たなくできます。
視線が重なったレース部分に集中するため、裾の位置があまり気にならなくなるんです。
また、レースカーテンがあると光をやわらかく拡散してくれるので、空間がふんわりと優しい印象になります。
ナチュラル系やフェミニンなインテリアがお好きな方には特におすすめのテクニックです。
さらに、裾が透ける素材のレースであれば、短いカーテンとの段差が曖昧になり、自然な奥行きを感じさせる効果もあります。
カーテンを開けたときに揺れる様子が軽やかで、見た目の印象も柔らかくなりますよ。
部屋の家具配置アイデアで視線を散らす!
短いカーテンの下に、背の低い棚や観葉植物を配置することで、自然と視線を分散させることができます。
あえてカーテンに目を向けさせない工夫をすることで、 「短いな」 と感じにくくなるのです。
植物ならグリーンの癒し効果も加わり、インテリア全体の印象もアップします。
お気に入りのアイテムや小物と組み合わせて、コーナーを作る感覚で配置すると楽しいですよ。
あえて短め丈にして 北欧・ナチュラルな部屋を演出
カーテンが短いことを逆手にとって、ナチュラル系や北欧風のスタイルとして取り入れる方法もあります。
たとえば木製家具やファブリックとの相性を活かして、軽やかで明るい印象の空間に仕上げると、むしろ 「この丈がちょうどよく感じる」 かもしれません。
床が見えることで部屋が広く感じられたり、カーテンの裾がホコリを集めにくくなるなど、実用面でもメリットがあるので、見方を変えると意外と魅力的なスタイルになるかもしれません。
短さを視覚トリックで自然にカバーするテクとは?

カーテンの丈が足りなくても、ちょっとした錯覚を活用して 「短く見せない」 工夫ができます。
視覚的なバランスを取ることで、実際の長さよりも長く感じさせることができるのです。
インテリアや色の使い方だけでなく、光や影の入り方、部屋全体の配置も意識することで、全体の印象をコントロールできます。
視線の流れを自然に操作することで、丈の短さは目立ちにくくなりますよ。
天井から吊るしているように見せる演出
カーテンレールの上に飾り棚やモールディングを取り付けて、あたかも天井からカーテンが吊るされているように見せると、縦のラインが強調され、短さが目立ちにくくなります。
さらに、レールをあえて高めに取り付けることで、天井が高く見える効果も期待できます。
レールの上に少し幅のあるカーテンバランス(上飾り)を付けると、より一層 「縦の広がり」 を強調できます。
この方法は、空間に高さが欲しいと感じる方や、シンプルなカーテンでもデザイン性を加えたい方にもおすすめです。
さりげない工夫が、部屋全体の印象を大きく変えてくれますよ。
壁とカーテンの色系統が近ければ境目が分かりにくい
壁紙とカーテンの色味をそろえると、境界線が曖昧になり、丈の短さに視線が集中しにくくなります。
逆に、カーテンと壁が強く対比する色だと、カーテンの長さが際立って見えてしまいがちなので注意が必要です。
淡いベージュやグレー、アイボリーなどの中間色で全体をまとめると、空間に統一感が生まれ、視線の動きがスムーズになります。
同じトーンの色を使うことで、カーテンの短さが気にならず、部屋全体が広く感じられる効果も期待できます。
また、カーテンと同系色のラグやクッションを組み合わせると、視線をさらに分散させることができ、より自然な見た目に仕上がります。
小さな面積のアイテムでも、色のリンクがあると印象がぐっとまとまりますよ。
柄や素材感で視線を分散させ誤魔化す
無地ではなく、縦ラインが入った柄や凹凸のある素材を選ぶと、丈よりも柄や質感に視線が向くため、短さが気になりにくくなります。
ストライプやリネン調など、縦方向の印象を与える柄は特に効果的です。
また、織り模様や立体感のある生地は、見る角度によって表情が変わるので、自然と視線が散りやすくなります。
柄が細かいほど遠目で見ると全体の雰囲気がなじみやすくなるため、お部屋のテイストに合わせて選んでみてくださいね。
ついやってしまいそうだけど避けたい方法

「なんとかしなきゃ」と思って無理な方法をとってしまうと、逆に不自然になったり危険だったりすることも有ります。
見た目の違和感だけでなく、使い勝手や安全性にも影響することがあるため、注意が必要です。
この項では、避けた方がよい対処法をいくつか紹介します。
無理やりピンで止めたりテープで貼る
丈が足りないからといって、無理やり引っ張ってピンで床付近に留めるのは危険です。
布が引っ張られて傷んだり、ピンが抜けて怪我をするおそれもあります。
特に、小さなお子さんやペットがいるご家庭では、ピンの先端が思わぬ事故につながる可能性が有るので注意しましょう。
見た目の不自然さもさることながら、布が不自然なテンションで固定されることで、しわや歪みが目立ってしまい、結局“応急処置感”が際立ってしまいます。
また、テープなどで一時的に貼り付けても、時間が経つと剥がれてきたり、布地にベタつきが残ってしまうこともあります。
無理な力を加える方法は、カーテン自体の寿命を縮めてしまう原因にもなるため、避けるようにしましょう。
不自然になる色や質感違い!布を継ぎ足す時は注意
裾に全く違う布を足すと、 「明らかに後から足しました」 という印象になってしまいます。
色味や素材感を合わせないと逆効果です。
たとえば、厚手のカーテンに薄手の綿素材を継ぎ足したり、光沢感のある布とマットな布を組み合わせたりすると、ちぐはぐな印象になりがちです。
さらに、継ぎ足した部分の縫い目が目立つと “手作り感” が強くなってしまい、部屋全体の雰囲気を損ねてしまうことも。
継ぎ足す場合は、カーテン本体に近い素材や色を探す手間が必要になりますし、見た目に自然に仕上げるにはある程度の縫製スキルも求められます。
簡単そうに見えて、実は難易度の高い対処法なのです。
装飾は視点が集まるのでごまかせずに目立つ!
大胆なタッセルやリボンで飾りすぎると、視線が集中してしまい、かえってカーテンの短さが強調されることもあります。
飾り付けは控えめにしましょう。
特にカラフルな装飾やラメ入りのアイテムは、かえって 「丈をごまかしている」 印象が強くなってしまいます。
装飾で工夫するなら、ナチュラルカラーで控えめなフリルや同系色のアクセントなど、カーテンと自然になじむアイテムを選ぶのがポイントです。
装飾はあくまで “引き立て役” として取り入れるのが理想です。
目立たせるためではなく、全体のバランスを整えるために使うと、ぐっと上品な仕上がりになりますよ。
買い替える前に試す本格裏技!買替えはその後で

手間は少しかかるけれど、見た目にも機能面でもしっかりと効果が出る方法もあります。
「まだカーテン自体は気に入っているし、できれば使い続けたい」という方にこそ試してもらいたい、ちょっと本格的なテクニックを紹介します。
時間や手間は多少かかりますが、道具さえそろっていればDIY感覚で楽しみながら取り組めます。
少し工夫するだけで、見た目がグッと自然になり、買い替えを検討していた気持ちも薄れるかもしれません。
可能なら、カーテンレールの位置を付け直す
レール自体を取り付け直すことで、カーテンの丈を稼ぐ方法です。
壁の穴を開ける作業が発生しますが、見た目はとても自然に仕上がります。
もともと設置されていた位置に比べて、数センチずらすだけでも効果は十分です。
DIYが得意な方であればご自身で工事(?)も可能ですし、不安がある場合はホームセンターで取り付け相談をするのもおすすめです。
下地の確認や水平ラインの調整がポイントになりますが、ひと手間かけた分だけ仕上がりの満足度も高くなりますよ。
フックや市販の延長パーツを使う方法
カーテンとレールの間に取り付けることで、丈を5〜10cm延ばせる専用パーツがあります。
工具不要のタイプもあり、手軽に取り入れられるのが魅力です。
特にアジャスターフックの進化は目覚ましく、最近では見た目にもスッキリとしたデザインのものが多く販売されています。
しっかりとカーテンを支える構造になっており、吊るしたときの安定感もあります。
実際の使用感としては「思った以上に自然に見える」 「取り付けが簡単で助かった」といった声もあります。
また、こうした延長パーツはホームセンターや通販サイトなどで手軽に入手できます。
製品によっては10cm以上調整できるタイプもあるので、購入時は対応サイズをよく確認しましょう。
色や素材にもこだわって選ぶと、より見た目の完成度が高まりますよ。
ニトリ・IKEA・無印などでリメイク用アイテムを探す
布やレース、カーテンテープなど、DIY向けの素材が豊富に揃っているお店を活用して、オリジナルリメイクに挑戦するのも楽しいですよ。
特にニトリやIKEAでは、リーズナブルな価格で手に入るカーテンアクセサリーや縫製小物が充実しており、初心者さんにも扱いやすいのがポイントです。
たとえば、カーテンに付け足せるリボン状のテープや、裾に貼るだけで印象を変えられるアイロン接着の布などもあります。
自分好みの色や素材を組み合わせれば、世界にひとつだけのアレンジが完成します。
お部屋のテイストに合わせてナチュラル系や北欧風、フェミニンな雰囲気などを楽しめます。
簡単なアイテムから少しずつ取り入れていけば、DIY初心者でも安心して楽しめますよ。
よくある疑問Q&A|カーテンは床につくのが普通?

「カーテンが床につかないとおかしいの?」という声にお答えする、よくある質問をまとめました。
見た目や機能性、さらにはインテリアとしての印象など、気になるポイントは人それぞれです。
この項では、実際に多く寄せられる疑問について解説します。
短いカーテンが見た目にどんな影響を与えるのか、実際にどう感じられるのか、他のアイテムとの組み合わせ方など、具体的なシチュエーションを交えてお答えしていきます。
Q1. カーテンの裾が床から離れていてもおかしくない?
→ 腰高窓や掃き出し窓など、窓のタイプや部屋の用途によって違和感の有無は変わってきます。たとえば、腰高窓であればもともと床から離れていても自然ですし、リビングやダイニングでは裾が浮いていることで掃除のしやすさや清潔感が得られるというメリットもあります。全体のインテリアとのバランスが取れていれば、「おかしい」と感じることは少ないですよ。
Q2. 冬に足元が寒く感じるのはカーテンのせい?
→ 丈が短いと、窓からの冷気が床付近に直接入り込みやすくなるため、足元が冷えやすく感じることがあります。特に冬場は、カーテンの長さが快適さに影響しやすいポイントです。対策としては、冷気遮断ボードやラグ・カーペットとの併用が効果的です。最近では、パークレーンの冷気遮断ボードLのような、市販の冷気ストップグッズも手軽に取り入れられるため、足元の冷え対策として活用してみるとよいでしょう。
Q3. 引越し先で丈が足りなかった場合は?
→ 前のお部屋で使っていたカーテンが、新しい窓には合わないことはよくあります。でもご安心ください。アジャスターフックで高さを調整したり、裾にレースを足したりといった応急処置や、観葉植物や家具で視線をそらすインテリアテクニックでカバーできるケースも多いです。すぐに買い替えなくても、工夫次第で見た目も快適さも十分キープできます。もちろん最終的に買い替える場合でも、それまでの期間を心地よく過ごせるように工夫することが大切です。
二度と失敗しないためのカーテン選びのチェックポイント

引っ越し先で 「また丈が合わない…」 とならないように、カーテン購入時のチェックポイントをまとめました。
特にネット通販で購入する場合は、実物が見られない分だけ、事前の確認がとても重要です。
店舗での購入と異なり、ちょっとした採寸ミスや商品仕様の見落としが 「思っていたのと違った…」 という失敗につながりやすいため、注意が必要です。
この項では、初心者の方でも実践しやすいように、測り方や素材選び、レビュー活用術なども交えながら解説していきます。
以下のポイントを押さえておけば、カーテン選びでの後悔をぐっと減らすことができますよ。
1. 購入前に測るべき寸法 “3つ”
- 幅(W):カーテンレールの端から端までの長さを基本とし、その上で「ゆとり分」として全体の5〜10%を追加すると、ぴったりしすぎず適度なドレープ感が出せます。ドレープがしっかり出ることで高級感もアップします。
- 丈(H):基本はランナーの下端から床までの長さを測ります。腰高窓の場合は、窓枠の下から15〜20cmほど下げた位置が理想的なライン。掃き出し窓では、床から1cm〜2cm上が標準ですが、好みに応じて床スレスレにしてもOKです。
- レール位置:カーテンレールが「壁付け」か「天井付け」かによって、同じ窓でも必要なカーテン丈が大きく変わるため、レールの取り付けタイプを必ず確認しましょう。天井付けの場合は丈が長めに必要です。
2. フックの種類と稼げる長さ
Aフック・Bフックの違いによって、同じカーテンでも仕上がり丈が数cm単位で変わってしまうことがあります。
例えば、Aフックはレールが見えるタイプで、Bフックはレールを隠すタイプですが、それぞれ取り付け位置が異なるため、カーテンの垂れ下がり方にも差が出てきます。
購入時にはフックタイプの指定ができるかどうか、また既存のレールにどちらが適しているかを事前に確認しておきましょう。
うっかりフックの種類を間違えると、せっかくジャストサイズで注文しても 「なんだか短い…」 という失敗に繋がってしまう可能性があります。
3. 洗濯で縮むことを想定して選ぶ
カーテンは定期的に洗濯することで清潔に保てますが、その際に縮みが起こる素材も少なくありません。
特に綿や麻などの天然素材は、数cm単位で縮むことがあり、これが仕上がり丈に大きな影響を与えることもあります。
また、ポリエステルなどの合成繊維でも、縫製や生地の密度によっては若干縮む場合もあるので注意が必要です。
事前に商品説明や洗濯表示を確認するのはもちろん、実際に購入した人のレビューで 「洗ったら縮んだ」 「丈が足りなくなった」 といった声がないかを確認すると安心です。
予備の丈を考慮して、少し長めのものを選ぶのも一つの手です。
4. ネット購入の際はレビューや写真チェックが重要
ネット通販は便利ですが、実物を手に取って確認できないため、レビューや使用写真の確認はとても大切です。
「思ったより生地が薄くて外から透ける」「丈が短く感じた」といったレビューが多数ある場合は、記載サイズどおりであっても注意が必要です。
反対に 「厚手で高級感があった」 「丈もぴったりだった」 といったポジティブな評価が多ければ、安心材料になります。
また、投稿写真を見れば、実際の色味や生地の質感、窓とのバランス感も把握しやすく、購入後のギャップを防ぐことができます。
まとめ|20cm短いカーテン、焦って買替せず工夫して快適に使おう

カーテンが20cm足りなかったとしても、ちょっとした工夫とアイデア次第で、見た目のバランスやお部屋の快適さをしっかりカバーすることは十分可能です。
アジャスターフックの活用、裾に布やレースを足して自然な丈感に整えるリメイク術、観葉植物や家具での視線の誘導、さらには市販されている冷気遮断アイテムなど、状況や好みに応じた対処法がたくさんあります。
これらの工夫を組み合わせることで、カーテンが短いという欠点をむしろおしゃれに見せることもできます。
たとえば、北欧風やナチュラル系のインテリアと組み合わせることで、あえて短い丈を活かしたデザインにするのも素敵なアイデアです。
また、冷気や光漏れが気になる場合は、補助アイテムを併用することで機能面もカバーでき、見た目と快適さの両立が叶います。
焦って 「買い替えしかない…」 と決めつけずに、まずは手元にあるものでできる工夫を試してみてください。
意外と簡単な方法で、十分満足できる空間が作れることに気づくかもしれません。
そして次にカーテンを購入するときは、今回の経験を活かして採寸や素材、取り付け方法などをしっかりチェックし、自分の暮らしにぴったり合うものを選べるようにしておきましょう。


