行動することの重要性はよく言われることですが、実際に行動を起こすのは思いのほか難しいものです。
どうすれば行動に移れるでしょうか?
行動を起こせない原因に、あなたも何か気付いているかもしれません。
自分自身、行動を起こせずにいることが度々あります。
この記事では、行動に踏み出せない人たちへ向けて書いています。
ここで、行動の妨げとなる一般的な障害を7つ紹介します。
これらをしっかり理解することが、行動力を向上させるための第一歩です。
行動力を身につけるためのスタートとして、ぜひ読んでみてください。
【行動に移せない!】行動を妨げる7つの障害
行動する際に、あなたの行動を阻む障害を7つに分類して説明して行きます。
自己分析のために一通り目を通してみて下さい。
「面倒くさい」
自分は、「面倒くさい」という感覚が行動の最も大きな障害だと個人的に思っています。
人間は本能的に現状を保とうとします。
これは生物学的な本能であり、簡単に変えられるものではありません。
- 行動に踏み出すことを躊躇する
- 現状に満足している
- 新しい挑戦を避けたい
「面倒くさい」という感覚は、行動から遠ざける非常に強力な力です。
この魔力の強さは計り知れません。
あなたも以下のように感じた経験があるはずです。
- やるべきだとは分かっている
- それが自分にとって良いことだと理解している
- 行動しないと後悔するかもしれない
にもかかわらず、「面倒くさい」と感じてしまいます。
行動力のある人は、この「面倒くさい」という大敵をどのように克服しているのでしょうか。
「自信の欠如」
自信が持てないと、行動を起こすのが難しくなることはごく一般的な障害です。
- 自分には無理だと思ってしまう
- 大きなことに挑む資格が自分にはないかもしれない
- 現在のスキルでは成功は望めない
このように考えると、行動を起こす意欲が削がれてしまいます。
自信は扱いにくいもので、持っている人は積極的に行動し、能力を発揮して成功をおさめます。
それがさらに自信を強化するという良い循環に入ります。
しかし、自信がない場合、以下のジレンマに直面します。
- 行動するためには自信が必要
- 自信をつけるためには行動が必要
堂々めぐりになってしまうのです。
ただ座って自信がわくのを待つだけでは何も始まりません。
「自信がなくても行動するしかない」という考えが、自信の欠如に対する適切な対処法です。
大きな挑戦を避け、小さなステップから始めることがおすすめです。
「後でやろう」
「後でやろう」と考えることは、行動を先延ばしにする典型的な例です。
1日目:「今日中に終わらせるつもりだったけど、明日にしよう」
2日目:「絶対やるよ。でも今日は別の予定が有るし…」
3日目:「今日は疲れ切ってしまった…」
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?日目:「何か有った気がするけど、催促も無いしもういいかな?」
心理学者ピアーズ・スティールによれば、ほとんどの人が何らかの形で先延ばしをするものです。
「始めるのは、今すぐです」と考え、感じたことをすぐに行動に移すことが最善の方法です。
「失敗への恐怖」
「自信がない」と同じく、失敗への恐怖も行動を妨げる大きな障壁です。
行動しないという選択もありますが、それが後悔につながることも少なくありません。
- 新しい挑戦でつまずく
- 通常とは異なる道を選んで失敗する
- 余計なことをして失敗する
これらの不安が、行動することへの恐怖を生み出すことがよくあります。
実際には、
- 大事なものを失うことへの恐れ
- 周囲からの否定を恐れる
- 普通ではない行動が問題を引き起こすかもしれない
といった恐怖が、行動を躊躇させる主な原因です。
地球があなたの行動で止まるわけではなく、行動したからといって命を落とすわけでもありません。
人生は一度きりなので、そこまで恐れるものは多くは無いはずです。
それでも、「失敗するかもしれない」という恐怖は簡単には消えないものです。
「忙し過ぎる」
「忙しいから」というのは行動を避ける典型的な言い訳です。
大切なのは、時間があるかどうかではなく ”どう時間を作るか”です。
1日は誰にとっても24時間です。
何かを諦めなければ、新しいことを始める時間は生まれて来ません。
行動しない人は「忙しくてできない」と考えることが多いですが、行動的な人は「忙しくてもやらなければならない」と考えます。
「忙しい=できない」という考えを捨て、行動しない選択を自分でしているという自覚を持つ事から始めましょう。
「準備が不足している」と考える
行動を計画しているものの、「もう少し調べた後」と考えることも、行動を妨げる要因です。
- 自信がない
- 先延ばしにしたい
- 失敗を恐れる
これらの感情が絡み合い、気がつけば準備ばかりして行動に移せていないことがあります。
「百聞は一見に如かず」ということわざもあるように、どれだけ準備しても、実際に行動してみないと分からないことは多いです。
完全な準備などほとんどあり得ないため、準備を続けることが行動しない理由にはなりません。
行動を促すためには、自分自身に期限を設定することが重要です。
ただし、万全な準備をしようと努力をする事を否定するものでは無いので誤解しないで下さい。
「行動力は先天的なもの」
「自分には行動力がない」と思い込むのは、非常に問題のある誤解です。
生まれつきの性格だと諦めてしまうことが、行動の大きな障害になることがあります。
この現象は「自己成就予言」と呼ばれます。
これは、自分はこうなると考えた事が現実になるという現象を指します。
行動力は、実際に行動を起こすことで育つものですが、「行動力は生まれつきで、後からは身につかない」と信じてしまうと、行動を試みることは無くなってしまい、結果的に行動力がある人になることは決してありません。
実は、行動力は自分の意志で育てることが可能です。
「自分は変われる」と信じることから始めましょう。
自己成就予言とセンメルヴェイス反射
行動しない状態に陥っている人々はしばしば「自己成就予言」に縛られがちです。
これに似た現象として「センメルヴェイス反射」があります。
これらについて解説します。
■自己成就予言
自己成就予言は、根拠のない思い込みや予言が人の行動や態度に影響を与え、それが現実化する心理学的な現象です。
■センメルヴェイス反射
長く信じていたことと異なる情報を受けたとき、人はそれを即座に拒否する傾向があります。
これをセンメルヴェイス反射と言います。
行動できない人は、自己成就予言によって自分は行動できないと信じ込み、それが現実となってしまいます。
また、センメルヴェイス反射は、他人からの助言だけでなく、自分自身を変え新しい自分になる事を拒否する心理状態を指します。
自己評価が低い状態を長年続けてきた場合、自分は絶対に変われないと凝り固まってしまい、「変われる」と言われる事自体を拒否する様になってしまいます。
自己成就予言よりも変化を積極的に拒否する点が問題です。
行動を阻む7つの障害についてのまとめ
行動力が不足していると、行動を起こすことが非常に難しくなります。
自分自身、仕事柄
- 何事も面倒だと感じる
- 自信がない
- 決断を先延ばしにする
- 失敗を恐れる
- 忙しいと感じる
- 準備がまだ足りないと感じる
- 自分は行動力がないと信じ込む
これらの「行動力の敵」7つと日々戦っています。
給料のため、致し方ないのです。
行動出来ることもあれば、動けずに止まることもありますが、諦めずに行動力を伸ばしていくことが重要です。
「行動しない」という選択もまた一つの行動です。
もし行動するなら、前向きで意志的な行動を選びたいものです。
今日も「行動力の敵7パターン」と戦い続けていますが、この記事が皆さんの行動力向上に少しでも役立てば幸いです。