小田急線の海老名駅出てすぐ隣にある「ロマンスカーミュージアム」、ご存知ですよね。
え、ご存じない?!
2021年の4月にオープンした鉄道ファン垂涎(すいぜん)のスポットです。
特に、私鉄好きや小田急好きなら絶対に抑えておくべき聖地(言い過ぎですかね?)です。
海老名は近年開発ラッシュで住みたい街としても人気です。
ららぽーと海老名、VIVA GARDEN TERRACE、VINAWALKなど、駅近の商業施設が整備され賑わっています。
ロマンスカーミュージアムはそんな街に出来た人気スポットの一つです。
大宮の鉄道博物館はJR大宮駅から徒歩だと20分ほど掛かるのですが、ロマンスカーミュージアムは徒歩1分です。
京王れーるランド(多摩動物公園駅至近)と並ぶアクセス性の良さです。
今回はまだロマンスカーミュージアムに行ったことがな〜い!というあなたや、夏休みに子供と何処に行こうか悩んでいる貴方に「ぜひ行ってみたい!」と思ってもらいたくて記事にしました。
ロマンスカーに乗ったことがないという人はロマンスカーについての記事も載せていますので、ぜひそちらもご覧ください!
[nlink url=”https://templatesledger.com/romancecar/”]
そして、ロマンスカーミュージアムからおりの際は、是非ともロマンスカーに乗ってみて下さい。
ロマンスカーミュージアムとは?
ロマンスカーミュージアムは小田急電鉄の看板である特急列車・ロマンスカーの歴史、歴代ロマンスカーの実車展示、小田急線のジオラマ、子どもたち向けのロマンスカーをテーマにした遊び場などがある施設です。
1927年(昭和2年)に開業した旧小田原急行電鉄(現、小田急電鉄)ですが、一般車両の他に1957年から特急ロマンスカーが走っていました。
当初は新宿から相模大野で分岐して小田原・箱根湯本間や江ノ島間まで特急車両が運用されていましたが、今ではJR御殿場線に乗り入れして御殿場まで、反対は千代田線に乗り入れて霞ヶ関、大手町、北千住まで運行しています。
通勤、通学、旅行まで、その用途は幅広く、とても人気の特急電車です。
そんなロマンスカーをメインのテーマにした博物館ですから、鉄道好きはもちろんのこと、子供達にも人気なのは当然ですよね。
<ロマンスカーミュージアム>
住所:海老名市めぐみ町1-3
アクセス:小田急線海老名駅下車すぐ
Tel:046-233-0909
営業時間:10:00~18:00(CLUBHOUSEは20:00まで)
定休日:毎月第2・第4火曜日
料金:中学生以上900円、小学生400円、3歳以上100円
専用駐車場:なし
専用駐車場はありませんが、「ビナウォーク」駐車場と「ららぽーと海老名」駐車場とは提携していますので、車でも安心です。
1時間無料のサービス券が発行されるのでミュージアムの入館時に忘れずに駐車券を見せて1時間無料サービス券をもらってください!
・ららぽーと海老名立体駐車場・屋上駐車場(平日のみ)
利用時間:8:15~23:00
駐車台数:1,800台
・ららぽーと海老名臨時駐車場A・B(土日祝のみ)
臨時駐車場A(徒歩5分)
利用時間:00:00~24:00
駐車台数:108台
臨時駐車場B(徒歩5分)
駐車台数:59台
・ビナウォーク第1・第2・第3駐車場
第1 348台 7~24時まで
第2 942台 24時間営業
第3 123台 24時間営業
「チケットde割引サービス」があり、ららぽーと海老名とビナウォークの
対象店舗で当日のロマンスカーミュージアムのチケットを提示するとお得なサービスを受けられます。(ららぽーとの実施期間は2022.4.1~2023.3.31)
ららぽーとのサービスはこちらから!
ビナウォークのサービスはこちらから!
https://www.odakyu-sc.com/file/20211201_toho_and_rm_ticketdeservice.pdf
ロマンスカーミュージアムの内容は?
ロマンスカーミュージアムは4つのテーマに分かれています。
・ヒストリーシアター
・ロマンスカーギャラリー
・ジオラマパーク
・キッズロマンスカーパーク
ヒストリーシアター&ロマンスカーギャラリー
まずは目を見張るのが、1927年(昭和2年)に運行スタートしたレトロな茶色の車両「モハ1」と2012年まで活躍していた5つの車種のロマンスカーの展示です。
モハ1は本当に古(いにしえ)の車両と言った感じで、手すりも座席も趣きがあります。
今では見られない革製の吊革で、車内も木材が使われているので温かみを感じます。
窓には日除けのための木の鎧戸が付いています。
今で言うところのロールスクリーンですが、格調高い感じがしますね。
座席も濃いブルーのロングシートの両端に木の手すりです!
なんとも格好いいのです。
この車両のそばで、小田急線沿線やロマンスカーの移り変わり、歴史などをスクリーンに投影した映像で見ることができます。
同じフロアーには歴代のロマンスカーが並んでいます。
ロマンスカーと言えば、代表するカラーがバーミリオンオレンジです!
最近のロマンスカーは違う色の車両もありますが、それでもバーミリオンオレンジは部分的に帯状に取り入れられています。
でも当時のロマンスカーは車体にこのオレンジが占めるところが多いので特急ロマンスカーの伝統色と言っても良いと思います。
展示されている車両は次の5台です。
・SE(3000形)1957~1992年
・NSE(3100形)1963~1999年
・LSE(7000形)1980〜2018年
・HiSE(10000形)1987〜2012年
・RSE(20000形)1991〜2012年
SE(3000形)が一番古いロマンスカーですが、順番に見ていくとロマンスカーの表情も変わっていってますね。
ライトの位置も変わり、可愛い感じからシャープな感じに変化していきます。
その昔、電車は四角というイメージでしたが、ロマンスカーは当時から丸みを帯びています。
特に、SE車は丸みを帯びた先頭車両と連接台車で、当時狭軌での最高速度記録145㎞/hを打ち立てたもの凄い車両です。
SE(3000形)は車内にも入れます。ぜひ乗ってみたいですね。
ロマンスカーの中には喫茶室があり、1949年に「走る喫茶室」と言われていました。
当時、日東紅茶のケーキや紅茶なども提供していたんですと!
味わってみたかったですね。
他にも40~50代の方ならご存知であろう森永のエンゼルパイも販売していたようです。
懐かしい〜と思いませんか。^^;
NSE(3100形)は小田急で2階運転席が初めて導入された車両ですが、車両の先端(1階部分)に展望席があり見晴らしが良くて人気がありました。
NSEから箱根や江ノ島への乗り入れが始まりました。
子供の頃、ロマンスカーに乗る時に3100形が来るか、3000形が来るかドキドキしたモノです。
3000形が来たらとても残念だった記憶が有ります。
こちらも車内に入れるようなので、ぜひ乗ってみてくださいね。
LSE(7000形)はさらにラグジュアリーな特急列車になっていて、やはり2階が運転席になっています。
このロマンスカーはワンハンドル車と言ってアクセルとブレーキが別々にあるのではなく、一つのハンドルで奥に押すとブレーキがかかり、手前に引くとアクセルとなっています。
他にも色々ありますが、運転席のこうした変化も面白いですね。
展示してある5つの車両はどれも鉄道の友の会会員による投票で選ばれるブルーリボン賞を受賞しています。
ブルーリボン賞とは、前年の1/1~12~/31までに営業運転をスタートした鉄道車両の中から最優秀人気車両に贈られる賞で、とても人気が有る車両の証明なんです。
参考にした資料:
https://ja.wikipedia.org/wiki/ブルーリボン賞_(鉄道)
ジオラマパーク
ロマンスカーミュージアムの2階には小田急線沿線のジオラマが展示されています。
新宿から箱根湯本まで、一般車両からロマンスカーまで駆け抜ける壮大なジオラマは子どものみならず大人も楽しめそうです。
朝、昼、晩の1日をイメージして作っているので、照明やスクリーンで変化に飛んだジオラマになっていますよ。
またプロジェクションマッピングも使って映像と音でさらにダイナミックな世界が広がります。
ロマンスカーのGSE(70000形)と江ノ電(500形)のジオラマ運転もできるので久しぶりに子どもに戻って遊びたいですね。
キッズロマンスカーパーク
ロマンスカーをテーマにしたキッズのゾーンがあります。
真ん中には紙で作られた小さな町があります。建物なども結構凝った作りになっているので、よく見てくださいね。
吊革があるアスレチックや2階の運転席と1階展望席をイメージした遊び場やペーパークラフトの工作室もあります。
LSE(7000形)の運転シミュレーターもあり、電車好きな子ども達にはたまらない経験です。
キッズゾーンは子どものための遊び場なので、大人は付き添いですよ。
くれぐれもアスレチックで遊ばないようにしてくださいね。^^;
次に書いているキッズゾーンとジオラマの運転体験は別途費用がかかり、当日の受付です。
混み合うことも十分考えられるのでなるべく平日や空いている時間に行くことをおすすめします。
・ロマンスシミュレーター:500円/回
10:00~14:00のチケットは10:00から販売、14:15~17:45のチケットは14:00から販売です。
1組15分相当で1日の利用人数には限りがあるので土日や夏休みなどはチケットがすぐ売り切れそうですね。
・工作室:500円/回
・ロマンスカーアスレチック:大人200円・子ども300円 45分間
・ジオラマ運転体験:100円 3分間
ロマンスカーミュージアムクラブハウスという施設があり、ミュージアムに入らなくても利用できるんです。(ミュージアムのお隣に有ります。)
ボリューミーなハンバーガーやカレー、ロマンスカーの容器に入ったお弁当の他に、先ほどお話した当時の走る喫茶室に出ていたメニュー「日東紅茶とクールケーキのセット」なども再現しているので、ぜひ食べに行ってみてください。
最後に屋上も忘れずにあがってくださいね。
小田急線と車両基地が眺められます。
電車の行き来も飽きない光景ですので、ぜひ子どもさんと一緒に行ってみてださい。
ロマンスカーミュージアムの口コミ!
<良い口コミ>
・館内には、小田急のロマンスカーの歴代車両がとても美しい状態で展示されています。
前面展望席に座れる車両も一部あり、鉄旅欲を駆り立てられます!!!
ジオラマも素晴らしいです。
新宿、下北沢、小田原、箱根湯本など、小田急沿線の主要地域が、実際の街並みをもとに再現されていて、見入ってしまいました。
箱根駅伝、東京農大の大根踊りなど、細かい人形も要チェックです!
・ジオラマ空間では45分に一度くらい、ジオラマショーがあり、巨大なプロジェクションマッピングが圧巻です!
・当日であれば入場券がある限り再入場可能なのも融通が効いて良いと思いました。
・アクセスも海老名駅から直結しているので雨の日に濡れません。
・スタッフさんが親切丁寧な対応で気持ちが良いです。
<良くない口コミ>
・シミュレーターをやるのならば、夕方遅めなど人のいない時間帯に行かないと競争率が高いです。
・シュミレーターが抽選制で1時間当たり4名までで当確確率がかなり低いことがもうひと工夫欲しいところです。
・残念だったのは子どもが遊びたがっていたアスレチックが受付制で2時間先まで埋まっていて諦めたことです。
ロマンスカーミュージアムのまとめ
いかがでしたでしょうか。
行ってみたくなったでしょうか?
大人でも子どもでも楽しめるロマンスカーミュージアム!
ロマンスカーの展示やジオラマはとても見応えはあるので、ずっと見ていても飽きないです。
これから夏休みにかけては混雑しそうですが、夕方や夏休み明けの平日なら人気のアスレチックやシミュレーターもあまり待たないかもしれません。
ぜひ一度と言わず、何度も行ってみてくださいね。
<海老名の帰りに寄ってみては?>
[nlink url=”https://templatesledger.com/ebina_hangout/”]