昆虫食② 美味しい昆虫の紹介!えっ、自動販売機でも買えるの?!

前回、昆虫を食べることに慣れてない人に向けて昆虫食の紹介記事を書きました。
ちょっと食べてみようかなとか思いましたか?
それとももうすでに食べている?
どうしても受け付けないですかね??
今回はもう少し昆虫について深掘りしてみようと思います。
昆虫と言ってもそれぞれに形も違い、味の特徴もあります。
今回は美味しいと言われている昆虫を紹介します。
そして昆虫食の自動販売機があるって知っていましたか?
自分も実際に購入したことはないですが、加工したもの、そのままの形のものなど色々な品揃えが有ります。
どんな感じの自販機かを少しご紹介します。
まずは美味しい昆虫ををご紹介しますね~。
美味しい昆虫と言われるベスト5
食べられる昆虫はたくさんありますが、その中でも比較的初心者に食べやすく美味しいと思えるラインナップです。(笑)
・バンブー ワーム
・サゴワーム
・オオスズメバチ
・ヨーロッパイエコオロギ
・カミキリムシ
具体的にお話ししますね。
バンブー ワーム
バンブー ワームは蛾の幼虫の種類で竹を食べているので、竹の香りがほのかにする虫です。
見た目は白っぽく、サイズも小さいので食べやすいと思います。
甘いミルキーな香りがして、噛むとジュワーっと旨味が口に広がります。
ホワイトソースなど乳製品の料理に使うとミルキーな甘さが生かされて美味しくいただけます。
またチーズやくるみのような味わいと言う人もいます。
リッツなどにのせておつまみ感覚で食べても良いかも… ですね。
アイスにのせたり、スイーツにも合います。
タンパク質や脂質が多く栄養価が高いです。
白玉あんみつ代わりにワームあんみつやワーム汁粉など甘みがある和のスイーツにも合うんじゃないかなー。
サゴワーム
サゴワームはヤシオオオサゾウムシの幼虫です。
ちょっとぷっくりしていて、サイズは大きいですが、食感はサクサク、中はクリーミーでナッツようなおいしさです。
炒めても揚げても香ばしさを感じておすすめです。
タンパク質がとても豊富でアミノ酸、ミネラル、ビタミンなども多く含んでいます。
見た目で最初はエーッ? と思いますが、味はとても美味しくてそのギャップを楽しんでください。
オオスズメバチ
オオスズメバチは少し値段が高いですが、こちらも美味しいです。
岐阜県や愛知県では蜂の幼虫をへぼと呼び、昔から食べられている郷土料理です。
昔は貴重なタンパク源で身近な食べ物でした。
今でも佃煮にしたり、釜飯や五平餅のたれに入っているなど色々あります。
蜂の子と書かれて瓶詰めや缶詰で売っていますが、ちょっと高級な食材です。
幼虫はコーンスープなどに入れても味わいや食感がよく美味しいです。
そして食べられるのは幼虫だけではないんです!
スズメバチは成虫としても結構サイズが大きく存在感がありますが、旨味が強いです。
素揚げにして塩胡椒で食べたり、バターソテーなどもおすすめです。
外骨格が固いので2度揚げすると食べやすいようです。
成虫の胴体はThe スズメバチ!っといった色合いなので、その大きさを生かしながら味付けをするならば、酢豚ならぬ酢バチ!?ではいかがでしょう?
甘酢でいただくと色も濃いので紛れて蜂だとはわかりづらいかもしれません。
成虫(蜂)はエビのような味わいやナッツ系の味わいがあるものが多く、個人的には中華味が合うんじゃないかと思っています。
まだまだあります。
前蛹(ぜんよう)と言ってさなぎになる直前のものは臭みがなくてやわらかく甘味があります。
よく白子のようだとも言われています。
しゃぶしゃぶのようにして、ポン酢でいただくもよし生姜焼きのような味わいにして食べるのも良いですよ。
白子のようならば天ぷらにしてもジュワーっとした味わいを楽しめそうです。
ヨーロッパイエコオロギ
前回もコオロギの粉末で作ったクッキーやお煎餅をご紹介していますが、コオロギと言っても種類が色々あります。
微妙に味が違いますが、その中でヨーロッパイエコオロギが一番クセがなく、サイズが小さくてちょうど良いようです。
タンパク質75%でサイズは大体1〜2cm。
ねっ!口に入れるには抵抗が無くてちょうど良い大きさだと思いませんか?
そもそも粉末でなく、そのままの虫を食べる時にあまりにBigだと袋から出した時のショックが大きいですよね。
それで嫌いになっては元も子もありません。
自分はイナゴみたいな形には抵抗が無いんですが、人によっては形が嫌だと言う人も居ますよね。
初心者が昆虫のそのままの姿で食べるならまずは小さい昆虫を選ぶのがポイントです!
食感はサクサクしていて、干し海老のような味わいで香ばしさもあります。
料理の幅も広く、サラダにトッピング、片栗粉をまぶして揚げ物、野菜と共に炒め物など何にでも合います。
そして一番のおすすめはだし汁です。
例えば、乾燥コオロギを水に入れて火をかけだしを取ります。
沸騰すると色も出て良い味わいのだしになります。
濾すとコオロギの本体は入ってなくても良いスープの出汁として使えます。
もちろん濾した後のコオロギもトッピングや具材として使えます。
塩胡椒などで味を好みに整えてラーメンや野菜スープなどにしたら美味しくいただけます。
揚げ物にした場合、塩を振って食べるもよし、マヨネーズもよし、ケチャップなども悪くないでしょう。
コオロギは他にフタホシコオロギ、ジャマイカコオロギ、タイワンコオロギなどがあります。
ジャマイカコオロギは比較的クセがなく、淡白な味わいで初心者にもおすすめです。
フタホシコオロギは見た目が黒く、香ばしい味わいです。
タイワンコオロギはサイズが大きく腹部が美味しいそうです。
どのコオロギも揚げて塩で食べたり、炒めても良いですが味の違いを比べるならそのままの乾燥したコオロギをポリポリ食べるか、揚げて食べるのが良いでしょう。
カミキリムシ
木の中にお見かけするカミキリ虫の幼虫は昆虫界ではとても美味で有名なようです。
中身がトロッとしていてクリーミーでマグロのトロみたいだと言われています。
バターなどでじっくり焼くと周りは少し焦げができカリッとして中身はクリーミーなので想像ではとても美味しそうですよね~。
マグロのトロみたいと聞くと、自分はよくアボカドをワサビ醤油で食べますが、カミキリ虫の幼虫で代用しても美味しそうですね。
アボカドマヨ醤油も合うみたいなのでチャンスがあれば試してみると良いかもしれません。
一度食べてみると味によって色々な調理法を考えられそうです。
和、洋、中と香辛料も色々ありますから、味変もできますね。
そう考えると昆虫食の可能性は無限大です!
昆虫はどこで売ってるの? エッ!虫の自動販売機?
美味しいと言われている昆虫をご紹介しました。
気になる昆虫は有りましたか?
ところで昆虫ってスーパーでは見かけませんよね。
そこまでメジャーではないようですからスーパーなどで商売ベースに乗って来るのはまだ先でしょう。
でもAmazon Yahooショッピングなどネットでは多種の昆虫が販売されています。
ヨーロッパイエコオロギはこちら!
バンブー ワームはこちら!
サゴワームはこちら!
オオスズメバチの幼虫はこちら!
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<ついでにこの書籍もどうぞ!>
見たことがある人もいるかもしれませんが、なんと昆虫の自動販売機もあるんです。
2021年7月の調べでは全国に19ヶ所あるようです。
それから半年ほど経過しているのでもっと増えているかもしれません。
東京が一番多く、高田馬場、秋葉原、上野、中野、渋谷、吉祥寺の6ヶ所に設置されています。
虫の種類も今回紹介したもの以外ではバッタ、さそり、ゲンゴロウ、アリ、タガメ、幼虫ミックス、昆虫ミックス、タランチュラ、カブト虫などあります。
商品も乾燥していてそのままで食べられる虫、コオロギのうどん、お煎餅、スナック、チョコレート、粉末で作ったお茶、コーヒー、ジュースなど様々です。
金額は400円代というリーズナブルなものからタランチュラなど2,000円もする高級な商品もあります。
最強昆虫トリオ(タガメ、サソリ、ゲンゴロウ)は2,700円もしました。(@_@)
参考資料:https://semitama.jp/column/758/
埼玉県の熊谷市にあるジハンキイチバでは近所のシフォンケーキ優-yuu-と昆虫食を扱っているTAKEOのコラボ商品、昆虫入りシフォンケーキやクッキーがありますよ。
参考資料:https://takeo.tokyo/note/restaurant/konchu-jihanki/
昆虫の自動販売機は地域で商品が微妙に違うので、その地域に行った時に寄ってみるのも良いですね。
昆虫についてのまとめ
昆虫いかがでしたか?
今回昆虫を調べていて発見がありました。
見た目でムリ!っと思っても食用の昆虫の画像やレシピなどを見ていると食べたことがない昆虫もだんだん美味しいそうに見えてくる…
ということでしたが、自分は好き嫌いは簡単には治りそうもないです(-_-;)
でも、エビやシャコなんかも良く見るとグロテスクですし、ナマコを最初に食べた人なんて本当に尊敬しますよ(笑)
でも、慣れて来ると普通に食べる物として認識される様になるものです。
そして、小さい虫がお皿にたくさんいるのが気持ち悪いと思ったとしても、例えばシラスなどもたくさん入って売ってても何とも思わないですよね。
慣れればそんなものでしょう。
栄養価も高い昆虫ばかりなので、そのままつまみとしても調理しても美味しくいただけます。
昆虫は食料不足を救う次世代の食料とも言われています。
ぜひ初級編をクリアしたら、昆虫そのままの姿で味わってみませんか?
チキンやポテトが入手出来なくなってきているコンビニやファーストフードが有ります。
今は生産加工する国からの供給が低下しているだけですが、世界中の食料生産自体が大幅に低下してしまった場合、食べる物の総量が減るため食べられるものは何でも食べなければならなくなるかもしれません。
早目に慣れておけば万が一の場合にも抵抗なく食べることが出来ますし、栄養価も高くおいしいとなれば食べない手はありませんよね。
あなたも少しは昆虫食に興味が湧いて来たのではないでしょうか?