能登半島で大きな地震が発生し、いまだに被害が収束していない状況です。
被害に遭われた方にお見舞いを申し上げるとともに、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
こんな時ですので、以前に作成した災害に遭遇した時に知っておくと便利なことを紹介する記事をメンテナンスしました。
この記事の内容は次の3つです。
・我が家の備蓄の目安を知ろう!
・00000JAPAN(ファイブゼロジャパン) の活用
・災害救援ベンダーの活用
以下の記事で大規模災害時に遠く離れた家族や友達などとの安否確認がとれるサービスについて説明しています。
あわせてご覧になってください。
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我が家の備蓄の目安を知ろう!
防災で検索すると、災害時に必要な情報が色々と出てきます。
備蓄なども1週間分用意した方がいいとか、最低でも3日分など情報が色々です。
何とか3日持ちこたえれば公的な救助が得られるという事から最低でも3日分の備蓄と言われています。
ですが、今回の能登半島の地震では、1週間経った現時点でも食料が不足しているという情報も有りますので備蓄はなるべく多くしておきたいことでしょう。
ただ、備えはあるに越したことはないけれど住居スペースの問題だってあります。
家族の人数や住んでいる環境などによっても備蓄の必要量は違います。
5年前と現在では結婚や一人暮らしだったり、両親との同居をする事になったり自身の状況が変わることもあるので、その都度確認できるといいですよね。
というわけで、「東京都の備蓄ナビ」をご紹介します。
防災に対しての色々な情報が載っているので、そちらは時間のある時見てくださいね。
先ずは「自分に合った備蓄を調べてみよう」を見て行きます。
自分に合った備蓄を調べるために、質問が3つあるので自分に該当するものを選んでいきます。
- 一緒に住んでいる人の性別や年代を答えます。
1人暮らしの男性ならば、男性、成人と一人分だけの情報を選んで入力します。
4人家族ならば一人一人の性別と年代を選んで4人分入力します。
年代は乳幼児(0〜2歳)/子供(3歳〜小6)/子供(中学生以上)/成人(18歳以上)/高齢者(65歳以上)という括りで分かれています。
- 住まいの種類を聞かれます。下のどちらかを選びます。
戸建 / マンションなど集合住宅
(エレベーターが止まると荷物を持って階段の上り下りが難しい住まいを含む)
- 犬や猫など、飼っている動物がいるか選びます。
はい / いいえ
例えば40代の2人暮らしで戸建てに住んでいてペットがいるという条件で調べてみるとします。
すると必要な備蓄の目安は3日分ということで食品、衛生用品、生活用品、女性用品、ペットに必要な備蓄リストがアップされてきます。
内容は次のとおりです。
40代夫婦 2人 ペット有り・・・3日分の備蓄必要 | |||
<食品> | |||
水 | 18ℓ | 調味料セット | 適宜 |
レトルトご飯 | 18食 | 乾麺・即席麺 | 3パック |
レトルト食品 | 6個 | 無洗米 | 3kg |
缶詰 | 6缶 | 飲み物 | 6本 |
栄養補助食品 | 6箱 | お菓子 | 3パック |
野菜ジュース | 6本 | 果物缶詰 | 3缶 |
チーズ・プロテインバー等 | 2パック | フリーズドライ食品 | 適量 |
健康飲料粉末 | 6袋 | 乾物 | 適量 |
<衛生用品> | |||
除菌ウエットティッシュ | 60枚 | 救急箱 | 1箱 |
口内洗浄液 | 540ml | 簡易トイレ | 30回分 |
使い捨てコンタクトレンズ | 1人1ヶ月分 | マスク | 6枚 |
ウエットボディータオル | 6枚 | 常備薬 | 1箱 |
アルコールスプレー | 1本 | 歯磨き用ウエットティッシュ | 60枚程度 |
カセットコンロ | 1台 | 携帯電話充電器 | 台数に合わせて用意 |
カセットボンベ | コンロ1台につき一日4/3本 | 布製ガムテープ | 2巻 |
ラップ | 1本 | 軍手 | 6組 |
ポリ袋 | 1箱 | 新聞紙 | 適宜 |
ビニール手袋 | 1箱 | 手回し充電式などのラジオ | 1台 |
アルミホイル | 1本 | マルチツール | 1個 |
トイレットペーパー | 2ロール | 給水袋 | 2袋 |
テイッシュペーパー | 2箱 | ポータブルストーブ | 1台 |
懐中電灯 | 1灯 | LEDランタン | 最低3台 |
点火棒 | 1本 | ヘッドライト | 2個 |
使い捨てカイロ | 12個 | クーラーボックス | 1個 |
乾電池 | 単1〜単4までのセット | リュックサック | 1個 |
<女性用品> | |||
生理用品 | 30個セット | 基礎化粧品 | 1個 |
<ペットに必要なもの> | |||
ペットフード | 適宜 | ペット用トイレ用品 | 適宜 |
水 | 適宜 | ペット用の食器 | 適宜 |
ペット用首輪リード |
そして、備品リストの詳細を見て備えていないものは「東京都の備蓄ナビ」のページからそのままネット通販の画面に移動できるようになっています。
サイトにはYAHOO!ショッピング、Rakuten、amazonの3つが載っています。
便利ですよ。
家族構成によっては備蓄品に高齢者用品、乳幼児用品などの品目も必要になり、1人暮らしやお子さんがいる5人暮らしなどでは必要な備蓄が7日分と書かれています。
食材、衛生用品、生活用品なども普段使いながら買い足していくと無駄がなくて良いと思いますが、まずは自分の世帯では何がどれくらい必要か知っておかないとイザという時に不足して困ることになります。
先ずは確認してみましょう! →東京備蓄ナビはこちら!
災害時に無いと困ったもの
備蓄には書いていないモノで災害時に実際必要だと声があったものを調べてみました。
現金・小銭
■停電になると電子決済ができないこともあるので、現金の用意はしておくと便利です。
また、小銭は公衆電話を掛けるために必要になりますので持っておきましょう。
水のいらないシャンプー
■断水中は水道が使えませんし、給水車が来たとしても水は貴重です。
でも髪を洗いたくなるかと思いますので、ぜひ1本用意しておくと重宝します。
退屈をしのげるもの(トランプなど)
■ストレスが溜まる避難所生活で大人も子供も遊べるものがあれば息抜きになります。
アルミブランケット(冬場)
■毛布などかさばるものじゃなくても暖かさは確保できます。
ぜひアルミブランケットを用意しておくと役立ちますし、かさばりません。
避難所で低体温症で亡くなられたかたも居られますので、冬場には必須です。
厚手の靴下や衣類(冬場)
■避難所では体温低下で具合が悪くなることもあります。
靴下や軽いダウンなど持っているだけでも違います。
着替え(夏場)
■かさばらないTシャツなどを複数持っておくことをお勧めします。
身分証・保険証・キャッシュカード類
■金融機関の引き出しや役所の手続きなど、復旧するタイミングで手元に持っていれば助かります。
災害時に本人確認書類が有れば預金を通帳から引き出せた事例もあるので、身分証は持っていましょう!
お薬手帳
■持病を抱えている人は特に持っていた方がいいですね。
説明しなくても医療関係者が見ればすぐわかります。
意識を失っている場合にもアレルギーなどを調べて投薬してもらえるでしょう。
メガネ
■コンタクトの人は非常時用にメガネを持っておくと便利だったいう声も聞きます。
00000JAPAN(ファイブゼロジャパン) の活用
00000JAPANとは災害時に使えるフリーWi-Fiです。
通信大手と自治体が協力しています。
携帯のキャリア関係なく災害時にはドコモでもauでもソフトバンクでも無料で使えるというサービスです。
フリーWi-Fi や携帯キャリアのWi-Fi が使える場所は最近増えています。
災害時にはそういったところにも設置されるようなので、自分の職場の近くや駅、お店など日頃からフリーWiFiが使えるところを確認しておくと良いですね。
災害時にはWi-Fiの設定画面に「00000JAPAN」が表示されているので、それを選択するとインターネットにすぐ接続できます。
Wi-Fiに繋げる時ってパスワードやアドレス登録などが必要だったりしますが、緊急時なので何も必要なくすぐに繋げることが可能になるのです。
しかし、緊急時の対応なので簡単に利用できる反面、セキュリティーには注意が必要なようです。
個人情報が含まれるクレジット使った利用などは避けておいた方が良さそうです。
参考にした資料:https://www.ntt-bp.net/column/blog/2021/02/post-05.html
災害救援ベンダーの活用
災害時に停電になっても無料で自動販売機が使えるという災害時のみ対応する自動販売機があります。
他にも非常用のWi-Fiとして利用できたり、電光掲示板に災害情報や避難場所なども表示するものもあります。
また2011年の東日本大震災で大いに活躍したベンダーがありご紹介します。
アペックスという自動販売機メーカーが開発した災害対応型カップ自販機です。
紙カップ式の自動販売機で、コーヒーやココアなど温かい飲み物はもちろんなのですが、お湯やお水の提供もありました。
お湯などは避難食を短時間で作ることもできたり、薬を飲むためや赤ちゃん用の粉ミルクにも使えてとても役立ったそうです。
哺乳瓶を洗うこともままならない時に使い捨ての紙のカップは衛生面でも良いですね。
普通のペットボトルからこうした紙カップの自販機まで、色々な用途で、しかも無料で使えるのはとても助かりますね。
ペットボトルが入っている災害救援ベンダーは現在大勢が集まる大学や公共施設、病院などに設置されていることが多いです。
まずは自分が住む街や職場や学校の近くなど自動販売機にそういう機能があるかをチェックしておくといざという時助かります!
参考にした記事:
災害時に知っておくと便利な情報 まとめ
いかがでしたでしょうか。
知っておくといざという時に役立つサービスは日頃から準備やチェックが必要なこともわかりました。
まだまだ便利なサービスがあるかもしれません。
また見つけたらご紹介しますね。
<関連記事>
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