銚子電鉄社長、竹本勝紀氏のプロフィール!学歴や経歴、税理士からの転身理由は?

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で話題の竹本勝紀銚子電鉄社長のプロフィールを調査しました!
いまや本業よりも「ぬれ煎餅」の方がヒットしているとのこと。
自分も食べてみましたが、ヒタヒタし過ぎていなくて丁度良い感じになってます。
味ももちろん美味しいので、銚子電鉄が絡まなくても十分ヒット商品になれる逸品ですね。
それを自虐を交えたキャッチコピーで鉄道ファンにも広める手腕!
さすがです^^
今回は、そんな竹本社長について調べて行きます!
竹本勝紀銚子電鉄社長のプロフィール!慶應卒で元税理士?
竹本社長は1962年 千葉県木更津市生まれです。
慶應義塾高校から慶応義塾大学経済学部に進学し卒業しています。
学歴はまさにエリートですよね。
その後、千葉県内の税理士事務所に勤めた後、自分の税務会計事務所を京成千葉駅の近くに開設してます。
普通の人なら、自分の税務会計事務所を開設したら、その事務所を大きくするのが目標になるのですが、以下のような未来が待っていました。
2005年から銚子電鉄顧問税理士となります。
なぜ銚子電気鉄道の顧問税理士となったかは分かりませんが、これをキッカケに波乱の人生が始まったのでは無いでしょうか。
その後、2008年に銚子電鉄の社外取締役になります。
その原因の一つは、2004年に当時の銚子電鉄の社長が横領で社長解任されその横領により運転資金が不足してしまったんですね。
当時、顧問税理士だった竹本さんが「銚電オンライン・ショップ」を急ぎ作って立ち上げました。
横領事件が有ったから顧問税理士竹本さんが銚子電鉄とより深くかかわる様になったとは言い切れませんが、この時点での銚子電鉄の破綻を防ぐ一因を担ったと言うことは出来ると思います。
きっと、竹本さんは才覚を買われて社外取締役に招聘されたと自分は思います。
その後は順風満帆に…とは行きませんでした。
追い打ちをかける様に、東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故のあおりで観光客が激減し車両や設備更新費用が捻出できない様な状態になってしまいました。
資金繰りがいかなくなって、給料も払えない様な状態になった時、現在の専務である山﨑勝哉さんが
「ぬれ煎餅買ってください。電車修理代を稼がなくちゃいけないんです」
というお願い文を出しぬれ煎餅ブームが起きました。
それによって倒産の危機を回避することができたんですよ。^^
その上で、2012年に竹本さんが代表取締役に就任することになったんですね。
税理士から銚子電鉄社長への転身、そして運転手?
プロフィールのところにイロイロ書きましたが、竹本社長は最初から銚子電鉄に入社した訳では有りません。
なので、2004年当時の横領事件での経営悪化の時に「銚電オンライン・ショップ」と言う柔軟なプランを立てることが出来たのだと思います。
日本人は真面目ですから、鉄道会社だけで働いてきた人だと
- 鉄道事業のスリム化
- 観光客の呼び込みの為のイベント企画
- 地域と連携した活動(自治体への支援なども含む)
上記のような案しか浮かばなかったのでは無いでしょうか?
その思考の枠を超え、顧問税理士として銚子電鉄を破綻させない為のなりふり構わないプランを立てることが出来たのは、税務会計事務所での数々の経験が生きているのだと思います。
2012年に銚子電鉄の代表取締役に就任されましたが、ご自分の税務会計事務所もお持ちですので形だけの社長としてでも十分だったのかもしれません。
社長としては、会社の経理的な問題を解決する。
端的に言えば、不渡りを出さずに社員に滞りなく給料を払うことさえ出来れば社長としては何ら問題は無いと言えるのですよね。
でも、竹本社長は2016年に動力車操縦者・甲種電気車運転免許(電車の運転免許)も取得しより深く銚子電気鉄道にかかわる事になりました。
竹本社長がもともと電車好きと言うことも有った様ですが、税務会計士から銚子電鉄の社長に身も心も転身された様に見えますね。
銚子電鉄を救った有名なあの食べ物とか、アレコレやっちゃってます!
竹本社長お一人の才覚で会社の経営状態が良くなったと断定することは出来ませんが、動力車操縦者・甲種電気車運転免許まで取得して銚子電鉄のために働く社長に社員がついて行かないわけが有りません!
人員不足だからと言う理由も有るでしょうけど、根っから鉄道が好きなんでしょうね。
過去にはイベント列車なども企画されてます。
鉄道外収益が7割程度と、銚子電鉄を生かすために積極的に鉄道外収入の拡大を進めている事も見て取れます。
ネーミングライツを行ったり、オリジナルパクリ商品を作ったり(笑)
そんな姿が下のTwitter からも見て取れます。
【代表取締役社長 竹本 勝紀より 皆様へ動画メッセージ】「まずい棒」ですが、大好評により品切れ状態が続いております。8/8、8/18に並んでも購入いただけなかったお客様、申し訳ございませんでした。9月中旬頃には増産分がまとめて入荷の予定です。https://t.co/3HFyRt9HBH #まずい棒 #銚子電鉄 #銚電 pic.twitter.com/Z5vIXgszrF
— 銚子電鉄(公式) (@choden_inubou) August 19, 2018
収益についても下の千葉日報の記事にも有ります様に、黒字化しつつ有るようです。
直近の決算データを探すことは出来ませんでしたが、この流れをもっと継続して行って欲しいですね。
竹本社長は就任以降、ぬれ煎餅の新工場立ち上げ、イベント列車の増便など経営改善に取り組んできた。
15年度決算では税引前利益が3期ぶりの黒字、減価償却前の営業利益は5期ぶりの黒字になった。
一方で、「17年度は2編成の車検に3千万円かかり、油断できない」と気を引き締める。
引用 千葉日報:https://www.chibanippo.co.jp/news/local/343514
これらを見て行くと、竹本社長が銚子電鉄を救ったと言っても過言では無いでしょう。
皆さんも、宜しければ銚子電鉄を応援するために、銚子電鉄の主力製品であるぬれ煎餅を購入して協力してあげて~^^
まずは有名な ぬれせんべい ですね。
そして、崖っぷちの銚子電鉄についての書籍!
さらに、あの ”まずい棒” です。
味がまずい訳では無く、経営状況がマズイという自虐ネーミングです!!
自分は新生姜味味がおススメです。
銚子電鉄竹本社長のまとめ
うよ曲折を経て銚子電鉄の社長になった竹本勝紀さんですが、銚子電鉄を救っただけでなく、今現在、やりがいの有る楽しい人生を送っているのでは無いでしょうか。
楽な人生とは言えないでしょう。
でも、数々の危機を乗り越えて銚子電鉄を守り続けている人生なんて素敵じゃないですか。
コロナウイルスが落ち着いて安心して旅行に行ける様になったら、ぜひ銚子電鉄に乗りに行ってみて下さいね。